空を制する国。地から解放を目指す国。果て無き戦いの火蓋を切り、落としたのは、二人の王の高らかな宣言だった。両国の想いは何処に繋がるのか。互いの力は、何処を切り開くのか。今、戦う者達の、魂の叫びがこだまする――
・他者の行動・行為を著しく制限、または指定する描写。・単騎で戦局に多大な影響を与える描写。・俗に言う無敵と思われる行為、行動や描写。・世界観が大幅に無視されている描写。・その他、不躾であったり、不快に思わせる行動や描写。・応対に時間の掛かる場合は何らかの手段で連絡を上記は注意事項です。相手が居るという事、お忘れなきように行動を。
◎大陸地図http://www.geocities.jp/kichi_k/LG_map/top.html(大判/作成:クロゼット様)http://lgtisiki.blog89.fc2.com/blog-category-8.html(携帯用/作成:コルナ・コルチェット様)御二方に感謝を。◎記録保管所http://lgcabinet.web.fc2.com/大聖堂(主に外交の間)の記録保管所です。
「此度の戦は、天駆ける翼騎兵かぁ…」荷物運びを手伝いながら、精霊はため息混じりにつぶやく。「ん、だって陸路じゃ遠すぎる。海超えていくしか無いじゃん」俺潮風苦手なのよねー、と、補給部隊の誰かと話しながら、てきぱきと作業を進めていた。ふと、北西の方向を見つめる。「……あいつら、どうなんかなぁ、もう何処か行っちゃったんだろか」小さく呟いた。そっと、肩を押さえる。自分にとって強烈な相手だった、彼らが。精霊につけていった、深い傷を。
パティンの入り江の平野に野営所が築かれる。神出鬼没の翼人と違い、地を行く傭兵団による防衛拠点だ。歩哨を終えて、他の隊の物と交代すると、水にべたつく鎖鎧を放り込む。水壷から引き上げた後、水気を切ってオリーブ油を塗っていく。「海辺の戦、鎧を着るオレサマたち大変!今回の一番の敵、それは海!」そう言うと、周囲から笑い声が起きる。いっそ、敵が攻めてくればまだましなのだ。ここでひたすら道具の手入れを繰り返す日々が一番の苦痛なのだから。
積荷とともに、船が出港する。精霊は他の飛行系の兵と共に、前方の偵察を行う。「天翼の方も海上戦仕掛けたりするんかな?」今の所は穏やかな海だが、いつ何時、何があるかわからない。もっとも…「一応ここは後発隊だし、補給部隊だからなぁ…。 海上戦やれといわれても困るよ」いざとなれば戦うしかないのだが…苦笑する他の兵と共に、精霊は偵察を続けた。