88851:クラシカジェイド 2010/09/01 23:21:40
夜闇、 月明かりの下の草むらを、こそこそと駆ける小さな影がみっつ 少しして影は動きを止め、草むらからひょこりと顔を出して、月を見上げました
彼らは月見兎と呼ばれ、お月さまの明かりの下で遊ぶのが大好きです 十五夜を今月に控え、兎達は言います
「今年もまた、お月さまがお化粧するね」 「また、おだんごいっぱい作って、お月さまを喜ばせないと」 「でもやっぱり、これじゃいっぱい作れないね」 「…おだんご、ちょぴっとだったら、お月さま、ご機嫌ナナメになっちゃうかな」
小さな掌を見詰めて、溜め息をひとつ やはり、どなたかにに手伝って頂かなければ
兎たちに代わって、おだんご作りにご協力頂けませんか?
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